ポケットビリヤード(プール)の中級者くらいになると、ポケットにボールを入れる技術はだいぶ向上してきていますが、手球のポジショニング(出し)が大きな課題になってきます。また、せっかく難しい厚みのボールをポケットに入れたのに、手球がスクラッチしてしまってとても悔しい思いをすることも増えてきます。
そこで、それまでは的球をポケットに入れることに重点を置いていた課題を、手球のコントロールへと変えていくことになるのですが、ポケットビリヤードからビリヤードを始めた人にとって、手球のコントロールに関する基礎知識が、意外と不足していることが多いことに気づきます。
ビリヤードブーム以前にビリヤードを始めた人の多くは、四つ球からビリヤードを始めた人が多く、的球のコントロールよりも先に手球のコントロールを優先して技術を磨いているので、手球のコントロールに関する基礎知識をしっかりと持っている人が多いのです。
四つ球などのキャロムビリヤードは、手球を的球に当てて得点するゲームなので、初心者の時から手球のコントロールに重点を置いて練習したりプレーします。
そして四つ球で手球のコントロールの基本を身につけていくと、さらにはシステムと呼ばれる計算を使って、よりさまざまなボールコントロールの知識を技術を磨いていきます。
こういったキャロムビリヤードで必要とされる手球のコントロールの知識や技術は、ポケットビリヤードをプレーする上でも非常に有効なことは言うまでもありません。
「スリークッションとか、難しそうで理解出来そうもない」とキャロムビリヤードに二の足を踏んでいるポケットビリヤードのプレーヤーのみなさんには、是非一度と言わず何回か試しにプレーしてみて欲しいと思います。
きっと「あ、こういうことか。」とピンとくることがあって、それが後になって「あの時にキャロムをプレーしてみて良かった」という実感が湧いてくると思いますよ。
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